前回の記事ではFXで勝てない理由を6項目にしてまとめました。
今回は実際のFXトレードでの「心構え」や「負ける人」「勝てる人」の特徴や、実際にFXは運なのか才能なのかについても解説をしたいと思います。
sponsored link
前にも書きましたが、「FXを始めた8割は負けて退場する」と言われています。
中でも初心者の主婦に負けている人が多いと言われています。このウワサの真相と、初心者全員に持っておいて頂きたい心構えを以下のページにまとめています。
・FX初心者で失敗する主婦が多い理由は?リアル体験談まとめ!
それとは逆に「資本金10万から1億稼いだ」とか「専業主婦で1000万儲けた」など、夢の様な話題も尽きないのもFXトレードの世界です。
「勝つ人」と「負ける人」、その違いはどこにあるのでしょうか?
「負ける人」については、前回記事の「多数の方がFXで勝てない理由」で説明した理由があてはまる人ですね。
正直な話…、私も最初は「負ける人」でした。
1年以上がっつりと負け続け、トータル分析でいまは自分の必勝パターンを得ています。
そうした私の経験則とネットを巡ったFXで「勝つ人」の特徴をまとめてみましょう。
チャートは常に変動しており、まったく同じはありえません。
常にポジションを取るのではなく、為替市場に勢いを感じた時にだけトレードを実施するのがいいですね。
常に自分のトレードを記録し、「勝ちパターン」「負けパターン」を理解する。
自分に適したトレード手法、通貨ペア、時間帯など、最初から勝ち続ける人は居ないのだから、最初の2年ぐらいの損害は自分の理解を深める勉強料だと思うことが大事です。
知っておいて頂きたい負けパターンとして、為替市場が閉場している際の価格変動です。以下にその詳細をまとめていますが、こういった先人の負けからも学ぶ姿勢が重要ですよ!
・FXは土日も取引できる?トレード可能な時間帯を各社で比較!
「損小利大」にこだわる必要はない、利益が出た時でも勢いがある内に利確することも大事。
その時に大きく儲けたからと、感覚的に続けてトレードを行わないようにしましょう。
「勝ち逃げ」する事を心得ることです。
大きな利益が出たらからと続けてトレードを行わない、損害が出たからと取り返しの為のトレードを行わないことです。
感情に流されての理論なしトレードには意味がないので、常に自分のルールを守るのが良いですね。
やはり、FXに対する「取り組み方」が大事な要素でしょう。
ギャンブルである「パチンコ」や「パチスロ」でも勝つ為には研鑽と情報収集が大事といわれています。
FXでは、ビルゲイツの様な大金持ちや年金機構などの国家機関までが一同に集う場所です。
そんな世界中の人々が集うFX世界で、利益を出す為に小市民の我々がする事は「100%勝利する事」よりも「損害を少なくし、損害より少し勝つ事」を目指すのが重要です。
sponsored link
「普通の主婦が1000万儲けた」とか、「普通のOLがFXで家を買った」とか、本屋などで見かけた事がある様な文言ですね。
我々はつい「儲けた」というプラスの話ばかり目について、それがどの様に「儲けた」のかは知らない場合が多々あります。
「普通の主婦で1000万儲けた」「普通のOLがFXで家を買った」そんな人達が「儲けた方法」は二通りあると考えられますね。
ひとつは、持続的にFXで利益を積み重ね、最終的に大きな利益を作り上げた。
もうひとつは、幸運によって一気に多額の利益を儲けた。
前者は「才能」であり、後者は「運」であり、どちらも実在しそうな話です。
哲学の議題で「無限の猿定理」と呼ばれるものがあります。
「猿がタイプライターをいつまでもランダムに叩き続けていれば、偶然が重なってシェイクスピアの作品または一文を打ち出す事は不可能ではない」と考える話です。
「偶然=運」であり、ならば猿に「買い注文」と「売り注文」を発注するボタンを与えれば、偶然にも「無限の猿定理」が成立し、勝ち続けて自己資金を増やす事も可能かも知れません。
しかし、それを100%で持続させる事、つまり運でFXで利益を増やすことはほぼ不可能なのは容易に判断出来ます。
世間の口コミではFXの様な投資に関して「運」と「才能」どちらが必要と考えているのでしょうか?
どうも「才能」が必要との声が大多数でしたが、「どの様な才能が必要なのか?」という声ではなく、やはり実績・経験で自分に合った取引を見つけていくというスタンスが多いですね。
そうした中、世間では「FXで儲けている人」は確実に存在しています。
例えば、他サイトでそうした「FXで儲けている人」のインタビューがあります。
「運」とは不確定な事柄であり、常に得られるものではありません。
ご紹介した二人のトレーダーも、先の項目で「勝つ人」達も共通しているのは、最初に損害を出してから勉強して「勝つ方法」を編み出していることです。
「努力に勝る天才なし」という言葉の通り、「記録をとる」、「ジッと我慢する」といった事柄が必要ですね。
この記事を読んでいるあなたは、おそらく「持続的に利益を得たい人」でしょう。
「運」で利益を得たいと思う人は、記事を読むより時間をトレードへ向けた方が有意義だからです。
更には「運」には「技術」も「心構え」も不要だからです。
では、「持続的に利益を得たい人」に必要な「才能」とはどんなものが必要なのでしょうか?
FXで常勝、つまり勝率100%はありえません。
ですから、損害が発生しても”いずれ”収支で取り返す程度の意識が大切。
損害を受けた時だけでなく、儲けた後でも感情は冷静に、常に状況分析を心がけて「勝ちパターン」以外ではトレードしないのが肝心です。
そうした記録をつける事で、自分の「勝ちパターン」が見えてきます。
図のチャートは2016年10/28から11/4の「米ドル/日本円」です。
順調に円安に推移し、10/29夜には105円台へ乗りました。
テクニカル的にはこのまま104~105円台でレンジ相場を展開し、更に円安へ進むのが定石でしょう。
しかし、結果は一気に円高へ進み102円台まで落ち込みました。
原因は「アメリカ大統領選」です。
「トランプ氏の支持率が上昇した」事がきっかけで円高になってしまいました。
テクニカル分析だけでは推測できない事態です。
しかし、「買い注文」を出していたとしても、「アメリカ大統領選」の重要度を知っていれば、「兆し」を知り、損切りを行って損害を少なくする事も可能です。
こうした損害を「不幸」として「早く忘れる」人、「経験」と考えて「記録」する人の今後の収益の差は誰にでも予想できるはずです。
短時間のスキャルピングか、デイトレード?長期間のスイングトレードか?
日本時間、ヨーロッパ時間、アメリカ時間でもチャートの潮目は変化します。
自分のライフスタイルや思考パターン(直感型なのか熟考型なのか?)と照らし合わせて自分が得意とするトレードを検証し、見つけ出しましょう。
デイトレードが合わない方でもスキャルピングをやってみて逆転できた方のお話も耳にします。実際に私がスキャルピングで成功した事例の手法や業者で禁止されているという噂の検証などは以下で解説していますのでチェックしておきましょう!
⇒FXスキャルピング手法公開!1分足コツまとめ!収益2万円達成!
⇒FXのスキャルピング禁止で凍結?DMMとGMOクリック証券徹底検証!
「感情的にならない」「常に自己分析を怠らない」という2項目が「勝つ人」のメンタルに共通しています。
もちろん資金力は、ある程度の水準必要なことも基本です。
ただ、一番必要なのは「自分を信じること」、「自分は必ずFXで儲ける」という気持ちでしょう。
そうした気持ちがなくなれば、FXから退場するのは必然です。
しかし、必ず人には「得て不得手」がありますから、「退場」という選択も「ひとつの結論」です。
そう考えると、刹那的にFXを行うよりも、長い時間をかけてFXと付き合う「長い目」の気持ちでトレードをするのが良いと思います。
Copyright (C) 2023 お金モヤモヤバスターズ All Rights Reserved
サイト内の記事、写真など、すべてのコンテンツの無断複写・転載等を固く禁じます。