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FX1時間足と日足チャート分析手法は?週足活用で11万利確!

目安時間:約 11分

前回記事において、1日の為替価格から利益を得る「デイトレード」と短時間で利益を得る「スキャルピング」のふたつについてご紹介しました。

 

前回記事はこちら!

 

今回は長い1時間足を用いて利益を得る方法についてご紹介しますね。

 

外貨貯蓄と同様に外貨を購入して保持する事で、その差益を受け取る事が可能です。

 

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外貨貯蓄よりFXがお得!長期間トレードのメリット

 

外貨貯蓄では、発注者は「買い注文」しかできません。

 

 「米ドル/円」の外貨貯蓄の場合、「円安」にならないと利益が出ない訳です。

 

逆に「円高」となると貯蓄額は目減りしていってしまいます。

 

ですが、FXではその時の情勢に合わせて「買い注文」「売り注文」を選択できます。

 

注文を「寝かしておく」時間が長い程、その時のチャート動向からトレンドを予測する「テクニカル分析」よりも、経済情勢や動向からトレンドを予測する「ファンメンタル分析」の比重が大きくなります。

 

その理由は「テクニカル分析」がチャートの動向だけに注目して短時間の変化を予測する手法であり、1日から数日間、果ては1年などの長時間先の予測には無効であるからですね。

 

「ファンダメンタル分析」と言っても難しい事はなく、”通貨ペアの2国で”どちらの景気が良いか?”を判別するだけです。

 

景気が良ければ、その国へ投資する人が増えますから、景気が良い国の通貨価値が高まる訳です。

 

「ファンダメンタル分析」の資料として簡単に入手でき、かつ有効なのは「経済指標」。

 

以下では経済指標を狙った手法として両建ての詳しいテクニックを解説しています。チェックしておきましょう!

 

・FX両建てで勝てる手法公開!必勝法に近づけるテクニックとは?

 

ですが、今回は「1時間足」を基準として、「テクニカル分析」だけで行える長期間トレードをご紹介します。

 

 

 

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1時間足・日足・週足の上手な組み合わせ

 

基本的には、スキャルピングの様な短時間トレードでも、今回の長時間トレードでも「テクニカル分析」の基本は「サポート」と「レジスタンス」の関係を確認する事です。

 

 今回使用するのは、「1時間足」と「日足」。

 

もし、より長いトレードを行うならば、「週足」なども使用します。

 

今回は2016年3月14日の「豪ドル/日本円(AUD/JPY)」から「24時間後の利益」を求めてトレードを行ってみましょう。

 

まずは「60分足」を確認します。

1時間足1

 

「60分足」からトレンドを読み解くと、ゆるいダウントレンドが観測できます。

1時間足2.png

 

それより長い時間足「日足」を確認してみると、相反したアップトレンドなのが見てとれます。

1時間足3

 

「日足」から見える「アップトレンド」は「60分足」と比較すると、まだ継続しそうな勢いがあります。

 

ここで「60分足」に戻り、「サポート」と「レジスタンス」を確認します。

1時間足4

 

さらに「週足」に移動して、過去のチャートから「60分足」で確認した「サポート」と「レジスタンス」と同価格帯にある「サポート」と「レジスタンス」を探します。

 

すると、黄色のラインで示した大きな「レジスタンス」が一直線に見られます(下図)。

 

この「レジスタンス」は「60分足」のレジスタンスと同じ高さにあることが分かります。

1時間足5

 

より大きな「週足」を確認すると、長期間では「ダウントレンド」を確認しました。

1時間足6

まとめますと、

・「週足」ではダウントレンド継続中

・過去チャートから継続した「レジスタンス」が存在し、高値はそこで折り返している。

・「60分足」では緩やかであるが、「ダウントレンド」が確認できる。

 

以上により「日足」でのアップトレンドは一時的で、「60分足」でのダウントレンドがこの先も継続すると判断しました。

 

Lot数は「100」(1,000通貨単位)を使用し、ここでは「売り注文」を仕掛けます。

 

注文を発注した後は、特に何もする事はありません。

 

しいて言えば、適宜にチャートの動向を確認し、予想が外れて価格の反転が発生していない事を確認する程度でしょう。

 

約24時間後(2016年3月15日)経過したチャートが下図です。

 

チャートは「60分足」と「週足」、最下段が「豪ドル/日本円(AUD/JPY)」の評価損益。

 

思惑通りにダウントレンドが継続し、プラス利益になってくれました。

1時間足7

 

評価損益の証拠画像(クリックすると拡大できます)

1時間足8

 

約24時間後の利益は、うまくトレンドが継続して「プラス約11万円」となりました。

 

この後は、再び「週足」と「1時間足」の比較を実施して「テクニカル分析」を行うか、経済動向を考慮した「ファンダメンタル分析」を行い継続の可否を決定すると良いでしょう。

 

ちなみに、今回の「豪ドル/日本円(AUD/JPY)」では「週足」で緑色に示したラインには「サポート」が見受けられます。

1時間足9

 

このラインまでがダウントレンドの限界と判断できます。

 

現在価格「84.206」はサポートラインに非常に近接した位置ですから、今回は決済して終了した方が良さそうです。

 

利益の再投資!おすすめのトレードと注意点

 

こうして決済して得た利益を「別の通貨ペア」へ投資する事も可能です。

 

または、長時間にわたって1方向のトレンドが発生すると、それに反発して逆方向のトレンドへ転じる場合があります。

 

その頃合を見計らってトレードをするのもひとつの手法です。

 

長期戦を行いながら、動きのない間に短期でのトレードを行う方法もあります。以下で紹介している手法はチャートに張り付かなくてもできるように機械的にルールを構築していますので、こちらも合わせて運用してみるのもおすすめですよ!

 

・FXボリンジャーバンド順張りのシンプルな手法!逆張りは不利?

 

 外貨貯蓄に似た長時間でのトレードについてご紹介しましたが、気を付けたいポイントは「証拠金」の存在。

 

この方法では時間が長ければ長いほど 、為替価格は元の価格より大きく変化して行きます。

 

その時にロスカットをさせない為の「証拠金」となる「口座残高」が十分に備蓄されていないと、ロスカットされて大損害になってしまいます。

 

今回の様に思惑と合致してプラスになれば良いのですが、マイナスになってしまった場合には価格が再び戻るまで「塩漬け」にするか「損切り」するしかありません。

 

「塩漬け」する場合には「証拠金」は十分な量を準備しておく必要があります。

 

しかし、自分の思いだけの根拠のない「塩漬け」は危険です。

 

大体の場合、長い時間足を確認すれば「塩漬け」か「損切り」のどちらかを選べばいいか分かるはずです。

 

長時間注文を寝かせる今回の方法は利益も大きいですが、マイナスとなった場合の損益も大きい方法なので、投資資金に余裕をもって挑むことをお勧めします。

 

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まとめ

 

貯蓄型のトレードはスキャルピングやデイトレードと違い、取引を継続させる事で余すことなく利益を採取する事が可能です。

 

例えば、その日トレードを開始した時に「週足」など長い時間足から確認し、こうした数日に渡るトレンドを確認した時には試して見るのも良いでしょう。

 

上手く運用するポイントは、

 

●「根拠の無いトレードはしない」

 

●「適宜にチャート動向を確認する事」

 

この2つは必ず行って管理・運用しましょう。

 

チャートの動向を判断して「損切り」を決断するのもFXでは大事な防衛対策です。

 

その為、うまく波に乗れればハイリターンを得る事が可能ですよ。

 

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