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FXのスイング手法を公開!デイトレとスキャルの違いを徹底検証!

目安時間:約 10分

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FXにはそのトレードを行う時間によって名称がつけられています。

大別すると次の様な3つに分れます。

それが「スキャルピング」「デイトレード」「スイングトレード」。

今回は「スイングトレード」についてご紹介しましょう。

おそらく、初心者トレーダーの方々は、「スイング」と呼ばれる手法は知らない方が多いのではないでしょうか。

特に今回では、この3つの手法の相違点を明確にし、どれが自分に適しているかを判断する事が出来ます。

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スキャルピング・デイトレード・スイングの特徴

 

「スキャルピング」

 

「1分足」「5分足」を使用した短時間で行うトレードをこう呼びます。

 

あえて言うならば、「薄利多売」的なトレードです。

 

一度に得られる利益は少ないですが、それをトレード回数や資金量で補う方法ですね。

 

「メリット」

 

ポジションを保持している時間が短いので、経済動向の変化に対する影響を受けにくい。

 

短時間で多くのトレードを実施するので、「波」に乗ると利益が上げやすい。

 

「デメリット」

 

短時間で作業する為、チャートを常時監視しなくてはなりません。

 

銃器で例えるならば、「マシンガン」ですね。

 

多数の弾丸を撃ち込み、弾幕を張る事で多数の標的を打ち落とします。

 

その為、損害が発生しても、気にせずに継続して行える資金と精神力が必要になります。

 

「デイトレード」

 

数時間から1日のチャート動向をターゲットにした方法です。

 

例えば朝にトレードを開始して、夜に手放して決済するという方法で、翌日に持ち越す事はしません。

 

おそらく最も多くの人達が実施しているトレード方法でしょう。

 

「メリット」

 

精神的労力が「スキャルピング」より楽ですね。

 

また、「損切り」や「決済」を自動で設定すれば、「朝のトレード開始」と「夜の確認」と2回のチャート確認で済みます。

 

副業でFXを行うには最も良い手法と言えますね。

 

「デメリット」

 

1日単位での為替動向を把握するのは、かなり難しいです。

 

日足ではダウントレンドでも、その日だけはアップトレンドという事になるのは良くある事です。

 

午前中ではダウントレンドで、夜になったらアップトレンドという事も多々あります。

 

銃で表したら「ハンドガン」でしょうか?

 

近距離から中距離の相手を狙って打ち落とすスタイルで、失敗しても次の狙いを定めて攻撃するスタイルです。

 

「スイング」

 

1日以上の長期的トレードを「スイング」と呼びます。

 

月曜日にトレードして、金曜日に決済するというような方法です。

 

銃に例えると「ライフル」ですね。

 

遠距離の相手にじっくりと狙いを定めて狙撃する様なスタイルです。

 

「メリット」

 

ここまで長期間になると、チャートに一喜一憂することがそんなにありません。

 

使用するチャートも基本は「60分足」以上ですから、全体のトレンドを把握しやすく実は最も判りやすい方法かもしれませんね。

 

「デメリット」

 

世の中の急変に対応する事が難しくなります。

 

また、長時間足でチャートが反転するなどの変化が発生すると、一番損害が大きい方法です。

 

また時間効率などで考えると、利益率が悪い結果に終わる場合も多々あります。

 

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スキャルピング・デイトレード・スイングの特徴をまとめると

 

下に示したチャート表にそれぞれの特徴を5段階評価でまとめました。

swing1

チャートの「1」が時間ならば短時間を表し、資金量ならば少ない資金をあらわします。

 

トレードするのに必要な要素は、表を見て貰えば分かるように「時間」「精神的ストレス」「資金量」が重要です。

 

より判りやすく、「時間」「精神的ストレス」「資金量」を軸として「スキャルピング「デイトレード」「スイングトレード」をタイムチャートにしてみました。

 

この中から、自分が「FXに費やせる時間」、FXで「耐えられる精神的ストレス」そして現在「なくなっても大丈夫な資金量」を当てはめてみて下さい。

 

その3要素のバランスと近似しているトレード方法があなたに適したトレード方法です。

 

次からは「スイングトレード」の方法を実践でご説明しましょう。

 

スイングの手法を実践

 

図は2016年6月28日の「米ドル/日本円(USD/JPY)」60分足のチャートになります。

スイング001

英国のEU離脱の騒動後から低迷していたチャートはアップトレンド(矢印方法)に変化しています。

 

ですが、まだEU離脱の騒動直後ですから、相場的にはレンジ相場と考えられます。

 

レンジ相場については以下のページで詳しく紹介しています。もしご興味があれば参考にしていただければと思います。

 

 

 

ただし、前日からチャートを見ていましたが100円以下を突破する事もないので、「買い注文」で問題ないと判断しました。

スイング002

そういう訳で1ドル=102.429円で「買い注文」を入れました。

 

これから、6月29日まで放置する事にします。

 

思惑から外れたときに損害が大きくならないように必ず「逆指値」を入れておきましょう。

 

今回は長時間放置するので、大きめの価格に逆指値を指定します。

 

チャートは実際の2016年6月29日のチャートです。

スイング003

29日の夕方辺りにダウンしましたが、持ち直して22時にはプラスに持ち直しました。

 

まだEU離脱の影響があり、経済指標などにもアップトレンドに転ずる要素も見当たらないので、レンジ相場が継続するでしょう。

 

おそらく価格は102円内で浮き沈みすると考え、今回は22時45分で決済します。

 

最終的には1,555円のプラスで終了できました。(クリックすると拡大します)

スイング04

 

 

チャートを確認すると6月28日から29日までの間で、丁度よい価格で決済出来たのでよかったです。

 

今回は2日だけでしたが、トレードを継続する事も可能です。

 

その場合は長い時間足を確認し、長時間でのチャートに存在する「サポート」と「レジスタンス」を確認し、現在のチャートラインがその範囲内にいる事を確認してから決定しましょう。

 

今回の実践は、EU騒動直後で特殊な状況下のトレードでしたので、参考としては分かりにくいかもしれません。
 

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FXのスイングの手法に関する動画

 

「スイングトレード」について詳細な説明が載った動画がありますのでご紹介しておきます。

 

「ひろぴー流スイングトレードの基本~兼業トレーダーがうまくFXと付き合うためには。」

 

まとめ

 

「スイングトレード」の利点としては、長時間なので常にチャートを気にする必要が無く、精神的に楽ですね。

 

資金量が少なくても長時間トレードする事で、ロスする事無く利益を得られます。

 

また、トレンドが継続しやすい「米ドル/日本円」などは適した方法といえますね。

 

ですが、今回ご説明した「スイングトレード」が必ずしも全てが優れた方法ではありません。

 

色々と自分で試していただき、自分に合ったトレードを発見してください。

 

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