FXの両建ての意味とメリットデメリット!証拠金相殺で不要業者は?

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今回はFXの「両建て」に関して、その意味や扱っている業者や証拠金について、FX初心者にも理解できるように細かく説明して行きます。

「両建て」とは、同一通貨ペアで「買い注文」と「売り注文」を同時に持つ方式。

 

私が実際に取引している「ヒロセ通商」の取引ツールでは、「両建て」はトレーダーが設定をONにすればできる様になっています。

 

単純に考えると、「買い」と「売り」を同時に両方発注出来たならば、利益は「ゼロ」。

 

または注文の順序によって「差額」が発生する筈ですよね。

 

そう考えると、「両建て」がうまく出来れば損失を少なく出来るはずです。

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「両建て」の意味とは?

 

「両建て」とは、冒頭で説明したとおり、同一通貨ペアで「買い注文」と「売り注文」を同時に持つ方式です。

 

例えば図(1)に示した「米ドル/日本円」のチャートがあるとします。

 

チャートで「1ドル=100円」の時に「買い注文」でトレードを開始したとします。

 

ただし、「スプレッドなどの諸経費は無料」と仮定します。

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図(2)の様に、図(1)から予測に反してチャートが急落などでダウントレンドとなり、図中に示した1時間後では「1ドル=99円」になったとしましょう。

 

通常ならば「損切り」としての「売り注文」で確定しトレードを終了します。

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もし、「買い注文」を放置しておいたら、ダウントレンドが継続する限りドンドン損失は拡大してゆきます。

 

もし、図(2)に示した2時間後で「1ドル=97円」まで到達した時には、損益は「100円-97円=マイナス3円」です。

 

しかし、「1ドル=99円」の時に「売り注文」を【個別】に発注し、そのまま放置していると「売り注文」では「99円-97円=プラス2円になります。

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この時の「買い注文の損失=マイナス3円」「売り注文の利益=プラス2円」ですから、最終的には「マイナス1円」の損害で済むわけです。

 

これが通常に「両建て」を行った場合の手順になります。

 

ちなみに世の中のトレーダー達は、どのくらい「両建て」を利用しているのでしょうか?

 

 

このツイッターで見ると、「両建てを利用している」トレーダーよりも、「利用していない」トレーダーの方が多数派ではあります。

 

それでも、一定数の人達が「両建て」を利用していますね。

 

そのメリットは何なのか、これから説明しましょう。

 

「両建て」のメリット

 

損害の相殺

 

最初の例で示した様に、損失が確定した注文に対して相殺する発注を行う事で損害を限定的にする効果があります。

 

先の例で言うと、「両建て時の損失額=マイナス\1」は「買い注文」「売り注文」の両建てを保持し続ける限り、その損益金額を維持します。

 

図の様に5時間後にアップトレンドに転換したと考えた場合。

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「売り注文」は発注時の「1$=\99」で決済すれば、損害はゼロで済みますね。

 

そして「買い注文」はプラス益になり、利益を確保する事が可能です。

 

同一通貨ペアで複数トレードが可能

 

もうひとつは、長期間のトレードを保有している時、同時に短期間のトレードを行いたい場合があります。

 

為替のチャートは常に一方向へ進む直線ではありません。

 

図は2016年の「米ドル/日本円」です。

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支配的なのはダウントレンドですが、月ごとに「経済指標」で大きく値を上げたり、銀行や大臣などの「要人発言」によって、急騰・急落が発生しています。

 

そうした事柄が無くても、チャートは短時間では常に上下しながら、時間をかけて徐々に一方向へ進むもの。

 

大きな資金を長期間のトレードに使用しながら、細かなチャートの変動を察知して短時間のトレードを実施するのに「両建て」が必要です。

 

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「両建て」のデメリット

 

「スプレッド」「スワップポイント」のコストバランス

 

最初の説明で気づいた方も多いと思いますが、例では「スプレッド」などの諸経費が考慮されていません。

 

「スプレッド」などは「買い注文」「売り注文」両方に発生し、その金額は「買い」「売り」で相違し、更には常に変動しています。

 

「スワップポイント」についても同様に「プラス益」「マイナス益」が発生します。

 

これについても、常に変動している為に「両建て」を行った場合のコストになってしまいます。

 

そう考えると、「スプレッド」+「スワップポイント」のコスト額によって、コスト高になり例の様なトレードが成り立たなくなる可能性もあります。

 

「証拠金」と「証拠金維持率」の負担増加

 

トレードには一定の「証拠金」が必要です。

 

ロスカットを防止する為に必要な「証拠金」はトレードを行うと発生しますが、「両建て」時にはFX会社ごとで下記の3条件の内、1条件が適用されています。

 

条件(1)・・・全てに証拠金が発生する。
条件(2)・・・片側の注文にだけ証拠金が発生する。
条件(3)・・・証拠金も相殺されて負担が無い。

 

条件(1),(2)の場合、所持している口座残金が少ないと大幅にロスカットへ近づく事になる事を考えると、「両建て」は資金が少ない時に有用とは言えません。

 

また「証拠金維持率」は全ての取引から計算されますから、上記の3条件とは違い必ず作用します。

 

取引数を増やせば「証拠金維持率」は下がりますから、これも手持ちの資金が少ない時に「両建て」を行うのは良い手段とは言えません。

 

デメリットとメリットのバランスを上手に采配すれば、最初の例に示した様に「両建て」から利益を得る事は可能です。

 

ただし、「2兎追う者は1兎も得ず」のことわざ通りに、チャートの動向を観察し「取捨選択」が出来ないと「両建て」しても結局はダメージしか得られない事になるので注意が必要です。

 

FXの両建てに関する動画

 

今回の動画は、そうした「損切り」に関する手法についてご紹介します。

 

「両建てによる損切をしない手法 どうしても損切が出来ない人の救済手法」

 

「両建て」が行える会社は?証拠金相殺はできる?

 

「ヒロセ通商」の様に「両建て」をデフォルトの設定にしていないだけであって、「両建て」は多くの会社で利用できる方法です。

 

ですが、前述した「証拠金」の負担についての考えは各社バラバラです。

 

トレーダーとしては、条件(3)の「証拠金も相殺されて負担が無い」会社を選ぶのが良いでしょう。

 

下表はFXの主要な会社で「両建て可能な会社」と「両建て可能な場合の証拠金のつき方」を一覧にしました。

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こう見ても、筆者も利用しているヒロセ通商はとてもトレーダーに良心的であることが分かりますね。

 

矢印ヒロセ通商の公式HPを見てみる

 

ちなみにツイッターからも分かるとおり、海外のFX会社ならば「両建て」も積極的に利用可能ですね。

 

まとめ

 

今回は「両建て」の基本的な項目をご説明しました。

 

まずは、上記の表にある様なFX会社、特に筆者のヒロセ通商を選択するのが、「両建て」を行うのにより良い第一歩ですね。

 

「両建て」に関しても、実際にトレードを行ってみて難しさや利点を知るのが一番の上達方法です。

 

ですが、「両建て」には「スプレッド」や「証拠金負担」などのコストを把握する必要があります。

 

次回では、そうした「両建て」時のコスト計算や、「両建ての手法」などの具体的な内容について例を上げてご説明してゆきたいと考えています。

 

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